【10,000時間】練習していますか?
何かのプロになるためには、「10,000時間もの練習・努力・学習を必要とする」と
マルコム・グラッドウエル氏が「天才!成功する人々の法則」で提唱しました。
「天才は1%のひらめきと99%の努力でできている」という言葉もあります。
演奏者に「始めてバイオリンを手にしてから、これまで何時間練習しましたか?」と質問したところ
✅世界的な演奏者=10,000時間
(9歳で週6時間。12歳で週8時間。14歳で週16時間。20歳では週16時間以上も練習)
✅優れた演奏者=8,000時間
✅プロになれそうもない演奏者=4,000時間
「プロ」と「アマ」でも同様に調査をしたところ、同じような結果が出ました。
モーツァルト氏やビル・ゲイツ氏をはじめとした成功者も大成するまでに10,000時間の下積み期間があったのです。
つまり、「【世界的なレベルの技術】に達するには、10,000時間の練習が必要なのか?」
結論を先に言いますと、答えはNOです!
これは成功した人のみに注目した法則であり、
時間だけにとらわれ、単純化しすぎていることが問題です。
安易に10,000時間の練習をするのではなく、【質】や【運】も大事な要素であると分かりました。
自分の才能を見極め、集中し【質】を上げて練習した上で、運を味方につける
これが大切であると思います。
今回は【10,000時間の法則】について解説します。
本業は一級建築士として働き、法人を設立し
コインランドリー事業、不動産事業、エステサロン事業を経営しています。
あなたのお悩みに”ネコノテ”お貸しします。
スキルの習得のためには10,000時間も必要なのか?
実際、スキルを習得するのには、どのくらいの時間が必要なのでしょうか?
あらゆる分野の天才を集め、調査したところ、これらの天才に共通するのは
練習時間の総量
でした。
天才になるためには、総練習量が10,000時間に到達しなければならないという結果です。
1日3時間ほど練習したとしても、約10年程度はかかります。
本当に、10,000時間を努力するだけで成功できるのでしょうか?
【10,000時間の法則】は嘘である!?
アンダース・エリクソン教授は、心理学を研究しており
「ある領域における練習を十分に積み重ねた人は必ず熟練できる」という考えは
自身の研究を普及されたが、あまりにも安易である
と、【10,000時間の法則】は自身の研究成果とは異なると明言しました。
実際、10,000時間は、エリートたちが練習に費やした時間の平均に過ぎません。
5,000時間で達成した人もいるし、20,000時間以上かかっても達成できない人がいることも現状としてあります。
要は時間だけにとらわれ、単純化しすぎていることが問題であるとのことでした。
練習時間だけがすべてを決めるのではなく
練習の量と【質】
を正しく理解しないと意味がないとの結論です。
単純な練習時間より【質】を重視することが大切
エリクソン教授は「非常に高い専門性を身につけるまでに必要な時間は10,000時間よりずっと少ない」とも発言しました。
つまり、この「10000時間の法則」は成功した人のみに注目した結論だったのです。
努力した内容が明確にされてなく、ただ10,000時間を努力しても習熟できなかった人が考慮されていないことが問題でした。
スキルを習得するには、練習時間以外にさまざまな要因があるということです。
では、短時間でスキルを習得するにはどうしたらよいのでしょうか?
覚えてほしいことは
大事なのは練習の量より【質】が重要ということです。
ここで大切なポイントを3つ説明します。
フィールドバックループ
自分の間違いを正確に把握し、学習ルーティンの改善点を特定しやすくする仕組みです。
目指すレベルを達成するために必要な情報(知識)を入手することで、短時間でのスキルを習得することができます。
要は成功者の話を聞いて、メンターを真似ることです。
これを実行することで、無駄に練習時間を費やすより、よっぽど効果があるのです。
無駄な練習時間は、人生への成功を遠ざけることになるので止めましょう。
計画的訓練
スキル全体を構成するために必要な「細かいサブスキル」に集中する練習法です。
最も効率的な学習法とも呼ばれています。
経験だけに頼るのではなく、今の自分を超えることに集中して取り組む方法です。
当然、簡単ではありません。
分野のエリートであるほど、必要な集中力を維持できる時間が短い傾向にあります。
しかし、短期的であっても、的確に無駄なく集中できるため、非常に効果が大きいのです。
トップに立つ人はそのように、必要な所での集中力を間違わず、無駄にしないことを大切にしています。
教える側になる
人に教えることで「学ぶこと」ができます。
要はアウトプット(知識を発信)していくことですね。
実際に受け身の学習は定着率が低いです。学校の授業などは身に入りませんしね。
アインシュタインがこう言いました。
「6歳児に説明できなければ、理解したとはいえない」
この言葉は刺さりました。
実際に、自分の長男が6歳のため、何て説明が難しいだろ・・と
そして、あまりにしつこく聞いてくるし、常識的なこともまだ分からないので、いちいち説明が必要です。
■「当たり前だから」とか
■「社会常識ではそうなの」ではなく
ちゃんと分かりやすく丁寧に説明することで、自分の勉強になっていることに気付きました。
専門用語を使うのではなく、自分が学んだことを文章にし、誰でもわかりやすく説明できるように心がける。
ブログで相手に伝えることの難しさを実感しています。
そして、教えるためには自分がインプット(知識を詰め込み)しないといけない。
そうすることで、自発的にアウトプットする材料を探し、勉強するようになりました。
自分の才能を見極め、集中し【質】を上げて練習した上で、運を味方につける
■才能があれば成功する
■努力をすれば成功する
と言われますが、「才能」「努力」だけでは成功できないと思います。
■単純な練習が退屈だと感じていませんか?
■ブログやSNSを発信することがイヤイヤになっていませんか?
やはり、今やっていることが好きじゃないと続かないです。
そして、明確な目標や期間を決めて、取り組むべきです。
単純に10,000時間ではなく、1年でも、半年でもいいので、【質】をあげて真剣に取り組むべきと思います。
何事も継続して「習慣化」してしまえば、「当たり前」になり苦も無く継続できます。
私程度の凡人ができているので間違いないです。
私的にはさらに、【運】も成功にとって必要な要素であると考えます。
私はルーティンとして、朝起きたら毎日必ず「玄関ドアを拭く」ことにしています。
根拠はないですが、メンターの行動を真似て「運」を向上させるアイテムとして活用しています。
神社の参拝でもいいし、先祖の墓参りに行くなど、なんでもいいと思います。
それぞれが、自分にあった「運」を向上させるアイテムを持つようにしてください。
自分の才能を見極め、集中し【質】を上げて練習した上で、運を味方につける
ことができれば、あなたも必ず成功できます!
自分の可能性を信じて効率よくコツコツと継続していきましょう!
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①困難に挑み、逆境にたじろがない勇気②挫折から立ち直る力③自分から率先して物事に取り組む力④どんなことがあっても物事をやり遂げる力。重要度の低い目標は諦め、好きなことにトコトン打ち込む。何事も失敗を恐れずに挑戦し、興味を持てばGRITが身につく