建築士試験が法改正された。一番得するのは試験対策の講座を主催する【学校】である。

住宅設計

毎日のお勤めお疲れ様です。

建築士試験において建築士法が改正されました。

①大学の建築学科で指定科目を修めて卒業すれば、直ちに一級建築士を受験できるようになります。

②工業高校等で指定科目を修めて卒業すれば、直ちに二級建築士を受験できるようになります。

③二級建築士は、直ちに一級建築士を受験できるようになります。

④従来、受験資格の要件とされていた実務経験は、免許の登録要件となります。

⑤設計製図試験の受験タイミングが緩和された。

学科試験に合格した方は、その年を含めて、5年以内に実施される設計製図試験のうち、3回を任意に選択して学科免除で受験することができる

⑥改正法は、令和2年3月1日が施行期日

今回の改正で、今後に受験される方は喜んだと思います。

だって、学生が終わった段階ですぐに学科試験ができるなんで、最大のメリットです。

逆に、従来の仕事しながら学科試験を受ける人にはライバルが増えるだけの最大のデメリットです。

しかし、そこはあくまで建築士減少のための対策という上辺だけの見方です。

私は、一番喜んでいるのは、試験対策の講座を主催する【学校(以下、【学校】)だと思います。

今回は、そのことについて深堀りします。

この記事を書いている私は、副業しながらのサラリーマン歴4年ほど。

現役副業サラリーマン(一級建築士)として働く傍ら、法人を設立しコインランドリー事業、アパート経営、築古戸建再生事業、サロン事業を経営しています。

本業プラスアルファの副業を始めることで、将来的に“福”業に変わることを夢見て、恥ずかしげもなく実体験を伝えていきたいと思います。

あなたのお悩みに“ネコノテ”お貸しします。

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一級建築士を受験した当時のモチベーションを思い出す

私も平成16年(2004年)の当時25歳の時に一級建築士の受験をしました。

その時は、東京でマンション建設の現場監督として働いていました。

そこに日建学院の担当者があらわれ

「その年齢で合格されますと最年少での合格ですよ」

と甘い誘惑をされました。

当時の私は、学歴がないことが嫌で、二級建築士の資格をとり、幸い4年経過していたので、大学卒業の方と同じく最短で受験できるとのことでした。

まさに誰かに認められたいという【承認欲求】の塊でした。

現場には早稲田大学を卒業した40歳の上司もいましたが、毎年学科が通らないと嘆いていたので、やはり「一級建築士」は自分には無理かなという思いがどこかにありました。

また当時の現場の所長がイケイケの方で、

「職人には舐められるなよ」

と言われていたので、現場では職人ともよく言い合いの喧嘩をしていました。

そんな、私が職人と雑談などしているときに、試験の話をすると

職人「気性の荒い監督さんなんか受かるわけないよ」

ネコ「なに~!?じゃあ受かったら何してくれる!?」

職人「好きなものおごってあげるよ」

ネコ「約束したからな!」

といろいろな職種の職人さんと約束したのを覚えています。

【見返してやる!】

当時はこれが最大のモチベーションでした。

それから毎日現場が21時に終わり、そこから立川市にある日建学院に通い、深夜2時まで勉強していました。

そして努力の結果、奇跡的に学科試験に合格しました。

次は製図試験です。

その時に、今の仕事のやり方をしていたのでは、絶対に製図試験は通らないと思い、イケイケの所長に言いました。

ネコ「私の人生において、学科試験が受かることは2度とないと思うので、このチャンスを逃したくないです。」

①会社を辞めるか

②仕事の段取りをつけるので18時には上がらせてほしい

と要望しました。

所長「辞めてもらうのは困る。分かった段取りつけて帰っていい」

イケイケの所長も私の熱意を感じ、理解してもらえました。

そして、2度目の軌跡が起こり、無事に製図試験も合格できました。

まあ、今にして思えば、設計業をやるうえで持っていて、損はない資格だと思います。

名刺に「〇〇大学卒」とは書きませんが、「一級建築士」と記載してあれば、客先の信頼度も全然違いますしね。

一級建築士は、将来の独立に向けて自分の建築士事務所を開設するために必要な資格です。

一生サラリーマンを希望する人は、無くても困らない資格なので、【学校の養分にならないように注意しましょう

副業を始めるのに「資格」も「学歴」も不要。唯一あると便利な資格とは?

P.S.試験合格後、職人連中に電話して、連日の祝勝会となりました。(笑)

建築士の減少は社会問題だがそこには【甘い汁】を吸う者がいる

建築士に引退は基本ないので、70歳を過ぎた高齢の方もいまだに建築士事務所を掲げています。

これは、単純に息子さんなども設計をやっているが、資格が取れず建築士事務所を持てないので、親が代理となっている場合が多いです。

やはり、毎日サラリーマン業をしながら、試験勉強するのは難しいです。

特に年を重ねるほど「体力」や「記録力」そして「集中力」も低下しますしね。

今回の法改正は将来の建築士減少を考えるとやむ得ません。

メリット・デメリットを感じる方が多いと思いますが、一番喜んでいるのは、【学校です。

間違いないです。

だって学科試験+製図試験を合わせると100万円程度はかかります。

いままでは学科試験は独学でやる人も多かったのですが、大学などを卒業したばかりの若い受験者が【学校】に通えば試験レベルや合格基準は上がります。

年配の方はそれ以上に努力しないと勝てません。

【学校】は若い受験者と年配の受験者からの「ダブル取り」となります。

受からなかったのは、本人の努力不足と言ってしまえばそれだけですからね。

そして、また翌年の講座費用を迫ります。

ちょっと利回りで整理してみます。

一発合格したとして、講座代:年100万円必要。

会社の資格手当などはよくて月1万円支給=年12万円支給

12万円/100万円=0.12・・12%の利回り

今は受験への補助金なども出ますのでもう少し良くなります。

注)あくまで一発合格した場合で、資格手当がもらえた場合です。

それでも受験費用を取り戻すには8年はかかります。

そして、そこには一年間の血を吐くような勉強への労働力が必要になりますのでご注意ください。

実際、資格をとったところで、「一級建築士」という名声がもらえるだけです。

そして、すべての規模の設計をしてもいいという「権利」が与えられます。

実際、住宅設計専門の方は「二級建築士」で事足ります。

自分が何のためにその資格がほしいのかを考えましょう。

「副業」したり、「自分のビジネス」をするのに、資格は不要です。

必要なのは「行動力」だけですからね。

ぶっちゃけ、資格の勉強よりお金の勉強の方が大切です。

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それではGlory Days!