毎日のお勤めお疲れ様です。
【一貫性の法則】
まずは一貫性という意味を理解しましょう。
「始めから終わりまで同じ一つの方針・考えによっていること。」
参考:goo辞書
私たち人間は一度「何かをやり遂げる」と決断したときに、一貫した行動をとります。
自分の態度・発言・行動などに一貫性を持たせるのは心理学的にも検証されています。
ただし、「一貫した行動を(なるべく)取りたい」
という心理であり
「一貫した行動を(本能的に)取ろうとする」
という意味ではないことに注意しましょう。
✅クロスセル
✅フット・イン・ザ・ドア・テクニック
✅ローボールテクニック
今回はビジネスマンや自分自身がが知っておくべき、【一貫性の法則】についてテクニックを解説します。
この記事を書いている私は、副業しながらのサラリーマン歴4年ほど。
現役副業サラリーマン(一級建築士)として働く傍ら、法人を設立しコインランドリー事業、アパート経営、築古戸建再生事業、サロン事業を経営しています。
本業プラスアルファの副業を始めることで、将来的に“福”業に変わることを夢見て、恥ずかしげもなく実体験を伝えていきたいと思います。
あなたのお悩みに“ネコノテ”お貸しします。
【一貫性の法則】を取り入れ、選択を自動化し、社会生活で得をする
人間は普段から続けている習慣や、人に宣言したことは、最後までやり抜きたいと思います。
その心理こそが【一貫性の法則】です。
ではなぜその法則に沿って行動するのでしょうか?
原因は二つあると考えます。
選択を「自動化」したい
現代社会では毎日、非常に多くの選択・決断を迫られます。
しかしその中身は大した選択ではありません。
例えば
・朝何時に起きるか?
・ご飯は何を食べるか?
・服は何を着るか?
・どの経路で向かうか?
など小さな選択の繰り返しです。
そのため「こういう場合にはこうする」といった行動をパターン化しています。
そうすることで無駄な選択を迫られる機会が自然と減っているのです。
(例)
毎週、金曜日の昼食はラーメンを食べる。
自分は赤色が好きだから、赤い服を着る(買う)。
些細なことですが、行動をパターン化している一例となります。
要は無駄に選択する回数を減らしたいわけです。
「社会生活」で得をする
周囲から「一貫した行動をする人だ」と思われたいという心理があります。
たしかに発言が二転三転する人は信用できないですよね。
信念を持っている人は信頼されやすく、
信頼度が高いほど様々な面で有利に物事を進めることができます。
それらの要因により、無意識に芽生える見栄も大きく影響します。
【モチベーション】を上げる方法は、結局【自分次第】であることを知る | ネコノテ主人の資本工場
モチベーション=動機づけ。モチベーションには【外発的動機づけ】と【内発的動機づけ】があり、それぞれのメリット・デメリットを知る。結果、【モチベーション】を上げるには【自分次第】であるため、将来に向けて【自己投資】をし、【自己決断】して行動することが重要である。
【一貫性の法則】を応用するためのステップアップ
一貫性の法則を応用するためにはステップを踏むことが大切です。
よほどの需要があれば勝手に商品は売れますが、
認知度がない商品などは、なかなか購入される確率は低いですよね。
まずは購入に繋がりつつ、購入ハードルが低い行動をとることが重要となります。
✅賛同・共感されやすい質問をする
✅簡単なアンケートに答えてもらう
✅無料で試供品を使ってもらう
アンケートや試供品はユーザー側の負担が低いため、
とりあえず利用してもらえる可能性は高まります。
👆ここが重要です!
ユーザーは一度行動(利用)し、立場を決めると、行動の一貫性を保つようになります。
そうすることで自然と商品購入につながる確率が高まります。
(例)
・漫画の1巻が面白くて購入したけど、2巻はつまらない。しかし何となく3巻も買って集めてしまう。
・優しい人だと思って付き合い始めた人が、DVをする人だった。しかし「優しいところもあるから」といって付き合い続けてしまう。
・映画を観に行ってつまらないけど、お金がもったいないから最後まで観てしまう。
など、普段の生活でも何気なく一貫性を貫いてしまっていることが分かります。
あと、一貫性を最後まで貫きたいと考えるのであれば、良い方法があります。
例えば、「ダイエット」をするという目標があるとします。
①自分の目標を心の中で思う
②目標を文字に書いて壁に貼る
③友達などに目標を宣言する
④大勢の前で目標を宣言する
どれが一番効果があると思いますか?
分かりますよね。答えは④です。
要は多くの人を巻き込むほど一貫性が強く働きます。
販売の営業などでは、成績表をみんなが確認できる位置に掲示することで、成果が上げることが実証されています。
それは社員が目標に向かって、一貫した行動を取るようになるからです。
【一貫性の法則】をビジネスに取り入れるテクニックを学ぶ
クロスセル
有名な手法としてクロスセルがあります。
「ある商品を売った時に、その商品に関連するほかの商品を売る手法」です。
(例)
新車を購入した後にオプションとしてカーナビやドライブレコーダーなど、多くの関連商品を売るといったことです。
これはビジネスの基本となります。
商売は「ユーザーが財布の紐を緩めた瞬間が一番売りやすい」とされています。
最近ではamazonなどの購入サイトでも、商品を購入すると関連づけて他の商品が紹介されるのもクロスセルを利用しています。
ついつい買ってしまうことありますよね💦
また、新車を販売する際に「家族でお出かけされるのであれば、大きな車がおススメです」などと質問されます。
ユーザーが「私もそう思う」と答えれば、大きな車を販売することができます。
もちろん「小さい車でいい」と答えた場合は小型車を紹介するだけです。
実際、ユーザーのニーズに合う方向にさりげなく誘導されているのです。
このテクニックを駆使することで、ビジネスは飛躍的に拡大できます。
【注意点】
先ほども説明しましたが、関連する商品の購入ハードルをできるだけ低くすること。
✅価格が安いもの
✅ユーザーの要求に合っているもの
このような特徴を持つ商品を関連商品として最初に販売した場合、ユーザーが商品を追加注文してくれる可能性が高まります。
【パーキンソンの法則】お金と時間の無駄な余裕をなくし、目標を高く掲げ仕事の生産性を向上させる | ネコノテ主人の資本工場
【パーキンソンの法則】第1法則=仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。第2法則=支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。空白があると埋めたくなる「空白の原理」を利用し、目標を高く設定し、達成させるために与えられた空白をすべて満たすまで膨張する
フット・イン・ザ・ドア・テクニック
「相手がドアを開けたときに、少しでも足をいれてしまおう」というものです。
よく飛び込み営業などがやるテクニックですね。
「小さな要求を承諾させてから、徐々に要求を大きくし、本来の【大きな要求】を通すためのテクニック」です。
人に頼み事をするとき、いきなり本命(大きな要求)の頼み事をしてしまうと、信頼関係ができていない場合、要求に応じてもらえる可能性は低いです。
その一方で、最初に小さな頼み事から始めていくと、そのあとの本命(大きな要求)の依頼に応じてもらえる可能性が高くなります。
(例)
サプリメント販売の会社では、広告やCMなどで「初回送料無料」や「今だけ増量中」などの案内が表示されます。
また、最近では「5日分の無料サンプル」や「初回80%OFF」「使用して効果がなければ返品可能」など、さまざまな案内がされています。
これを意識してビジネスに取り組むことでスキルは上がっていきます。
「人は一定の行動をとり続ける」という行動心理を上手く利用したテクニックです。
ローボールテクニック
先ほどと同様に最初に小さい交渉から入り、条件をあらかた説明して承諾してもらったあとに、最初に示した特典を取り外すテクニックです。
普通に考えたら、最初の特典を止められたので、買わなければいいだけの話です。
ただ購入まで話が進んだことで【一貫性の法則】が働いているため、それを取り止める事ができにくくなるというものです。
(例)
格安携帯電話で当初の料金は安く設定されていますが、実は後からオプションがついていることが多いです。
結果、金額が予定より高くなるのですが、そのまま契約してしまうことが多いのです。
「最初に小さいお願いごとを承諾してもらえば、その後に不利な条件を提示されたとしてもその条件は承諾されやすい」というテクニックです。
これは本人が途中でも断るという強い意志がないとなかなか破るのは難しいと思います。
自分のために【一貫性の法則】を効果的に利用する方法
【一貫性の法則】は上手く自分に利用できればかなり役立ちます。
✅資格勉強のため、一定期間継続して勉強する
✅目標の体重までダイエットをして達成する
✅タバコやお酒をやめる
✅副業で本業を超える収入を稼いで独立する
など、様々な「目標」を自分自身の力で達成していく事ができるといった、非常に便利な「心理テクニック」です。
ただ気を付けてほしいのが
熱意をもってスタートさせても、いつかは熱が冷めてしまう恐れがあることです。
ではどう対処するかというと4つポイントがあります。
過去の一貫性の経験を利用する
人は過去の自分の行動パターン(一貫性)と同じ行動をとる傾向にあります。
いわば、自分に「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」を仕掛けていることになります。
自分に対して何か「大きな成果」を求める必要があるなら、まずは「小さな成果」からステップアップする方法です。
その際には
自分の過去の行動パターン(一貫性)から大きく外れた目標にしないほうが、継続・達成しやすいです。
習慣化の為の引き金(トリガー)をつくる
「行動のきっかけ」をつくることです。
特に有効なのは
【時間】【環境】です。
何か行動を習慣化したい場合には、その行動を行う【時間】【環境】のどちらか、
または両方をあらかじめ決めておくというのが、非常に有効な手段です。
アメとムチを用意する
アメ:行動に対する自分への報酬
ムチ:行動をしなかった事に対する自分への罰則
ムチに関してはいえば
✅多くの人の前で宣言する:失敗したら社会的な信用を失う
✅自分に罰金を科す:失敗したら人に1万円を払う
この2つは効果が高いと思います。
小さな行動から始める
簡単なことでいいので、小さなことから初めて、小さな成功を経験することが大切です。
・決まった時間に起きる
・決まった時間に家を出る
など小さな行動をして、これを成功し繰り返すことが大切です。
その後はステップアップして、いずれは大きな行動に移れるようになります。
あくまで自分にとって負担のないことから初めてください。
以上のように
今回の【一貫性の法則】は
ビジネスにとっても
自分自身にとっても
大変重要です。
しっかり、身につけれるように努力しましょう。
【メラビアンの法則】視覚・聴覚・言語情報を同じ方向に向けることが重要 | ネコノテ主人の資本工場
【メラビアンの法則】人が受ける印象は「視覚情報7%」「聴覚情報38%」「言語情報55%」である。非言語コミュニケーション(38%+55%)が全体の9割を占める。大切なことは視覚・聴覚・言語情報のすべてが同じ方向を向くこと。決して「見た目」だけが重要ではない。コミュニケーション上達のため「4つの壁」を突破する
それではGlory Days!