【メラビアンの法則】
矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビジネスマンであれば一度は耳にしたことがあると思います。
有名なのが、人が受ける印象は
■言語情報(話の内容):7%
■聴覚情報(口調や話の早さ):38%
■視覚情報(見た目・表情・動作):55%
であり、重要なポイントとしては3つあります。
①非言語コミュニケーション(38%+55%)が全体の9割を占める
②「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」のすべてを同じ方向を向ける
③コミュニケーション上達のため「4つの壁」(外見、態度、話し方、話の内容)を突破する
決して「見た目」だけが重要なわけではないことを知りましょう。
【メラビアンの法則】を意識することで、
ビジネスシーンにおいては重要な
✅第一印象のアップ
✅コミュニケーション能力の向上
✅「伝える力」が身に付きます。
本業は一級建築士として働き、法人を設立し
コインランドリー事業、不動産事業、エステサロン事業を経営しています。
あなたのお悩みに”ネコノテ”お貸しします。
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ビジネスは見た目が最重要?
なぜかメールだと伝わらない?
<こんな疑問を解決できる記事を用意しました
結論
■言語(メール)だけの情報伝達はたったの7%
■「視覚」「聴覚」「言語」すべての情報を統一する
■「4つの壁」を知ることが大切
■メラビアンの法則https://t.co/n7tJPLFXHT— ネコノテ主人@億越え借金王×副業投資家 (@nekonote0226) April 15, 2020
人が受ける情報は「視覚7%」「聴覚38%」「言語55%」である
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは「矛盾したメッセージが発せられたときに、人がそれをどのように受け止めるのか」ということを実験しました。
✅話している内容
✅顔の表情
✅話のトーン
そこに矛盾するやり取りがあった場合に、どの情報をもっとも参考にしているかを計測しました。
たとえば、「好意的な内容」を口では言っているのに、「顔の表情」はこわばっているといった、やりとりです。
その結果
言語情報:7%
話の内容、言葉の意味を話した情報が与える影響はたった7%
聴覚情報:38%
話す早さや声の高さなどの情報が与える影響は38%
視覚情報:55%
見た目や表情、動作などの情報が与える影響は55%
となり、非言語コミュニケーション(38%+55%)が全体の9割を占めることが分かりました。
「非言語コミュニケーション」とは
顔の表情やジェスチャー、服装、人との距離感など、「言葉以外」のあらゆることで接することです。
具体例としては
①「笑いながら叱る」
②「納得いかない表情で褒める」
この場合はどの情報が高くなるのでしょうか?
①「笑いながら叱る」の場合、相手には
・笑う:プラスの視覚情報
・叱る:マイナスの言語・聴覚情報
この場合は視覚情報が一番強いため、相手も「冗談なのかな?」「本気で叱っているわけじゃないよな?」というプラスな印象を受けます。
②「納得いかない表情で褒める」の場合、相手には
・納得いかない表情:マイナスの視覚情報
・褒める:プラスの言語・聴覚情報
この場合も、視覚情報が一番強いため、相手は「褒められていない」「認められていない」というマイナスな印象を受けます。
ここで重要なことは
「話し方と表情が矛盾していた」という点です。
この前提条件が抜け落ちて解釈をしてしまうと、
「視覚情報だけが大事」=「見た目だけが重要」と間違った解釈をしてしまいます。
それは【メラビアンの法則】の解釈とは異なるので、ご注意ください。
ビジネス応用には視覚・聴覚・言語情報を同じ方向にする
必要なことは「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」を同じ方向にそろえること。
先ほどの例のように、それぞれに矛盾があると、情報を受け取る側は混乱してしまいます。
混乱した結果、見た目が重要といった間違った結果にならないように注意しましょう。
逆にいえば、3つの条件が合えば、相手により伝わりやすくなります。
悲観的な話をする場合は
✅声のトーンを落とし
✅危機感をあおる声で
✅悲しい表情で
話せば相手に自分の悲しい状況が伝わります。
その後、改善策を
✅声のトーンを明るく
✅前向きな言葉で
✅にこやかな表情で
話せば、相手はその言葉が受け入れやすくなります。
いくら前向きな言葉をかけても、表情など見た目からそれが伝わらないければ、人の心は動きません。
そのことを常に意識して行動しましょう。
そのためには、身だしなみを整え、ハキハキと明るくふるまうことが大切です。
見た目とは、表情などは当たり前として、服装や髪型も重要です。
太っている人が、ダイエットの商品を売っても、絶対買いませんよね。
まず、自分に効果があってから勧めてくれと・・(笑)
人の心を動かすためには、その素晴らしい提案がマイナスに受け取られないように「見た目」も重要になることもあるので注意ください。
コミュニケーション上達のため「4つの壁」を突破する
次にコミュニケーションを上達させる術を紹介します。
大切なことは「顧客の本当の要望を知ること」です。
その際に、人が相手を受け入れるときに立ちはだかる「4つの壁」があります。
「4つの壁」とは
①外見(表情、髪型、服装)=視覚情報
②態度(立ち方、しぐさ、無表情では伝わらない)=視覚情報
③話し方(声の大きさやトーン、棒読みでは伝わらない)=聴覚情報
④話の内容(話したい内容が相手に伝えられるか)=言語情報
に分けられ、この「4つの壁」を突破できれば、相手と良好な関係を築くことができます。
<ビジネス具体例>
〇打ち合わせ
これは、直接会ってコミュニケーションをとるので、すべての要素「100%」を利用します。
相手の表情も見れますので、こちらの真意も伝えやすく、表情や身振り、声のトーンなどを意識しながら、心を込めた対応すれば問題ありません。
社会人の基本として、第一印象の身なりには十分注意しましょう。
〇電話
電話の場合には、表情やしぐさが見えません。
そのため、言葉の内容と声のトーンを中心に相手に伝えます。
重要性がない場合や、遠方の場合には、手軽に連絡を取り合うには有効な手段です。
言語と聴覚情報の「45%」を使えば、ある程度は本心を伝えられると思います。
〇メール
言語情報の「7%」だけで伝えないといけません。
そのため感情などは伝わりにくいです。
事務的な連絡には適しますが、細かな情報のやり取りは誤解を生む可能性があるため、注意が必要です。
とはいえ、電話では「言った言わない」になってはいけないため、電話で話した内容をメールでまとめて報告するなどの使い方がよいと考えます。
〇社内コミュニケーション
仕事に疲れた社員に「元気だしなよ」「頑張れよ」と声をかけることも大切です。
しかし、一番効果があるのは、何も言わなくても「夜食」や「栄養ドリンク」の差し入れなど、態度で示すことが有効です。
私もこの「4つの壁」を意識することで、相手にも伝わりやすくなりました。
最近はLINE連絡も多いですが、「7%」の情報しか相手には伝わらないということを理解しましょう。
まとめ
最後にもう一度内容を確認しましょう。
重要なポイントとしては3つあります。
①非言語コミュニケーション(38%+55%が全体の9割を占める
②「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」のすべてを同じ方向を向ける
③コミュニケーション上達のため「4つの壁」(外見、態度、話し方、話の内容)を突破する
決して「見た目」だけが重要なわけではないことを知りましょう。
【メラビアンの法則】を意識することで、
ビジネスシーンにおいては重要な
✅第一印象のアップ
✅コミュニケーション能力の向上
✅「伝える力」が身に付きます。
上記を実践して出世や昇給をすると、もう一つの壁が立ちふさがります。合わせてどうぞ⇩
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